今回はお風呂の話。
というか折り合いがつかないことの話。
僕、2015年の1月に引越しをしまして、祖母と二人暮らしになりました。
洗濯、掃除、料理なんかの家事は大変だけど、
勝手は違えど、1人暮らししてる時とさほど変わらないっちゃ変わらなく過ごしてます。
・・・が。
毎日のように論じられていることが、お風呂の設定温度についてです。
ここで、最初の根源について書きたいと思います。
※僕本人はちょっとした小噺のようなネタとして思っています。
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おばあちゃん「湯船の設定温度は42℃じゃないと、寒くて湯船から出られないんだ。」
僕 「42℃じゃ熱くて入れないよ。肌が真っ赤っかになっちゃったよ。」
おばあちゃん「そういう時は埋めたらいい。(水をいれてぬるくすること)」
僕 「ああー、そうだね。埋めて入ることにするよ。」
「ところで、おばあちゃんは湯船に入る時に全然熱くないの?」
おばあちゃん「すごく熱いと思ってるよ。だから水で埋めてる。」
僕 「え?」
おばあちゃん「湯船から上がる時が寒いから、風呂に浸かりながら追い焚きするの。」
僕 「ファッ!?」
「すごくガス代勿体なくない?最初から設定温度下げておけばいいんじゃないの?」
おばあちゃん「42℃より低いと風邪を引いちまうよ」
僕 「えー・・・。(おばあちゃんに体壊されちゃ困るし、それでいいか。)」
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数日後、テレビで冷え性の特集番組が放送されてました。
それを二人で見てたんです。
テレビで伝えられていた内容をかいつまんで書くと
・高温の湯船に浸かってしまうと、自律神経の乱れる。
・自律神経が乱れると体が冷えてしまう。
・湯船の温度は39度~40度が適している。
こんな感じでした。
僕はテレビの情報なんぞ鵜呑みにするべきではないと考えているタイプですが、
こう思いました。
「しめた!!!!」
僕 「ほら、テレビでもあまり高温の湯船はいけないって。
おばあちゃん、風呂からあがってもストーブや湯たんぽ使って寒い寒いって、
言ってるじゃない?」
おばあちゃん「うん。冷えるね。」
僕 「自律神経を元に戻していくために、お風呂の温度を40℃に設定しようよ!」
おばあちゃん「それは無理だ。」
僕 「えー。なんで?」
おばあちゃん「若い人と年とった人は違うんだよ。」
出ました。これ、言い返せない語り文句です。若い人には分からない。
こう言われると、本当に年をとったらそうなのかもしれませんからね。
僕 「1日だけ試そう!そうだ。41℃に1度下げるだけでもいいよ。
これでも寒くて仕方がないなら42℃でもいいよ。」
おばあちゃん「うーん、テレビでも言ってるしね。それくらいなら試してみてもいいかな」
僕、ガッツポーズです。
くれぐれも書いておきますが、僕が熱くて湯船に入れないことが問題なのではなく。
設定温度の湯船に水を加えて、更に追い炊きする
という所作に無駄を感じてならないのです。
これに僕は僕なりの決着をつけたい。
--41℃の湯船当日
僕 「おばあちゃんどうだった?」
おばあちゃん「これくらいなら、まだ入るのに熱いから埋めるけど、出るとき寒くないね」
僕 (熱くて埋めてるんだ。。。。しかも追い炊きしてるんだ。。。)
「それならさ、テレビで言ってた推奨温度の40℃にしてみようよ!」
おばあちゃん「それは無理だ」
僕 「えー。なんで?」
おばあちゃん「きっと出るとき寒いもの。」
僕 「そうかなぁ。。。。そうだ、これも1日だけ試してみようよ!1日だけ!」
おばあちゃん「無理。」
僕 「えー、自律神経に悪いって言ってたし、おばあちゃんの体のことを考えて
言ってるのにー(建前」
おばあちゃん「無理なものは無理なんだよ。40℃にするくらいなら、お風呂に入らない!」
僕 「えー。でもそれに慣れていったら冷え性も改善されるらしいよ?(建前」
おばあちゃん「風邪ひいちまうよー。若い人と年とった人は違うんだよ。」
僕 「・・・・。」
おばあちゃん「おばあちゃんが風呂に入らなくて、ずっと汚いままでもいいてのかい?」
僕 「えぇー・・・」
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となってますのが、現状です。
おばあちゃんも80歳を超えてますし、体は冷えさせちゃいけないと思っているので、
これ以上は打診できないな、と。
でも、なんとなく分かってもらえますかねぇ。
この不条理。
というわけで、僕はシャワーで真水を湯船に突っ込んで、湯船に浸かってます。
ところで、この不条理ってものも、当然僕の感覚から来ることでありまして、
納得できないのも自分のせい、と思うように努力してます。
人は人それぞれ違うのだから、自分の思い通りにしようとすること自体が
傲慢なんだろうなぁと思います。
いや、思うようにしてます。
ほんと人への許容力がとてつもなく低いので、僕。
人のことはなんだってOKなんじゃないの?と思えることが目標ですので、
これもまた修行です。
だったらこれ記事にするなよ!
ってハナシですが、なんか僕とおばあちゃんのやりとりがおもしろいかなと思ったので。
ではまたー。
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